3月の旅の記録も書き終わった。
気づけば、本当に久しぶりのブログだった。ログを見ると実にちょうど1年ぶりである。
その間、僕はといえば、平凡……なわけでは決してなく、起伏に富んだ日々だった。
その道中にあった起伏、即ち坂や岩、絶壁や障害は、ごく親しい人たちと本人、そして僕の心のうちにだけ在ればよいと思う。
こうして再びキーを叩いて雑記を綴る気になったのも、冷たい雨によって濡れた草花がそのまま凍りついていたのが、漸く暖かな空気にその冷たい衣を溶かし、生き生きとした鮮やかな色を滴る朝露の中に見せ始めたと、そう強く感じることができるからだ。
歯車が、再び回り始めて、また呼吸を始めることができたよ。
制作は行っていたけど、ペースがあがるのはこれから。
次の個展などはまだ決めていない。追われることをしたくないから。安定した作品に逃げたくないから。
でも、その分、次に発表する時は、楽しみにしていた全員を良い意味で裏切ることができるでしょう。予測可能な才能なんてクソ食らえ。
そろそろ大きく跳躍します。