アーティスト 加藤雄太 のブログ
展覧会のレヴュー、本の感想、その他制作の日々の模様など。
ホームページは yutakato.com 作品掲載してます。

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●1月の掲示板として●
あけましておめでとうございます。UTです。

2006年になりました。
毎年のことだけれど、去年ももったいない時間が余りに多かった。
でも、絵を描く上で、連作が生まれたし、なにか大きなものが掴めた気もするし、なにか大きな確信めいたものも得ることができた。その辺は、良かったでしょう。
今年はもっと時間を有効に使いたいなぁ。
12月の個展へ向けても、準備を進めていかなければ。

去年の夏ぐらいにドブログを始めたわけですが、訪れていただいている皆さん、コメントをくれる皆さんには、ひたすら感謝感謝です。本当にありがとうございます。
どうぞ皆さん、初めましての方も、ゴンゴンとコメントを残していってください。

今年も、マイペースに更新していくので、よろしくお願いします。

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[画像]
《記憶としての風景》
2005/12/13
岩絵具、アクリル絵具、和紙
42.0×59.4cm
《A View Through Memories》
Powdered mineral pigments and acrylic on hemp paper
by UT
※画像の無断転載転用は禁止です





12分の1
あとは明日で、1月も終わる。
まだ1日あるけど、ちょっと振り返ってみると…、

今月は1度も友達と会ってない。交友率0%に終わるのは間違いないっぽい。

まぁ、僕の場合、毎月誰かと会ったりする回数は、アベレージで1回、多くて2回だろうか。
そういえばケータイも、もはや緊急連絡装置で、メールなんてほとんどしないなぁ。まして、通話なんて。
そんな素敵な大学生。どうなのよ?


まだ1月と思えば1月。でも、あと11回これを繰り返したら、今年も終わるのねー。そう思うと早かったり。

最初から飛ばしたりせずに、徐々に頑張ってこう、と言う人もいるけれど、本気で何かを生み出そうと、残そうとしている今、やはりそんなことは言ってられないと思う。
1年後も必ず生きているだろう、という愚かしい感覚をそろそろ捨てたい。
N先生は「意識はもうプロだからね」と言う。「眠くなったり疲れていても、目が開いている、手が動く、じゃあ描こう」という気持ちでいなさい、とのことだ。

ぐーたららーだから難しいけど頑張ろう。




描いております
昨日いいと思っていたものが、今日はダメに思えてみたり。

でもそれは、進歩と妥協無き精神と思いたい。

描くというよりも表す。

もっと「月」を感じさせること。




無性に甘いの食べたくなっちゃって。
謎のストレスというか、
うわわぁぁーーー、
という具合いから(?)、

近所のジャスコで、
あん団子と桃パンとチョコとモンブランを買ってきたUTでした。


上の部屋が引っ越したようです。朝から業者の掃除が続いてます。


その罰金もしようがない
感情的になってしまった人がいるようで。

でも、3000万なら、まだ安い方なのかなぁー。どうなんだろ。

マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)[1887-1968]は、フランス出身のアーティスト。いわゆるダダイズムの代表的アーティストで、20世紀の美術史上でも、よく名前を聞く有名人。
レディメイド」という、既成の生産品にサインを入れたり、ちょっと向きを変えて「これは作品です」と言ったりして、芸術として発表した一連の作品によって、特に有名であるし、美術界に相当な衝撃を与えた。
ちなみに、前述のレディメイドをクリックするとウィキペディアへ飛びますが、その中の解説で「美術的意味合いを見出す」とあるけれど、この言い方はちょっと危険。これをそのまま安直に受け取るのはいかがかな、と。鵜呑みにはしない方がいい気がします。というのも、デュシャンはこう言ってます。
『ぼくはレディメイドを発見したとき、美学を意気消沈させようと考え…(中略)…便器を[お偉いさんたちの]顔面に挑戦として投げつけたのですが、いまや彼らはそれらを美しいといってほめてくれるのです。』(1962年)

で、そのレディメイドの中でも特に有名なのが、今回攻撃されてしまった『』。
あとは、こんな作品とか。

まぁ、デュシャンについて言い出すと、長くなるんでこの辺で。

ちなみに、この前、本レポで紹介した『●▲■』にも、この辺のことについてちょっと記述がありますよ。




『制作(上)』
制作(上)
著:エミール・ゾラ 訳:清水正和 (岩波文庫) 735円 ※現在絶版
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ゾラの全20作に及ぶ『ルーゴン・マッカール叢書』のうちの第14作。この『制作』の出版が原因で、長年の友セザンヌと絶交することになった。色んな面でも、ゾラは西洋美術をやっていくと、必ず名前を聞くであろう人物ですね。

とりあえず、上巻を読んだ段階だけれど、かなり面白い。おススメできます。

下巻も読んだら、ゾラについても本についても詳しく書きます(オイ)。





買わないわけにはいかない
絵具を買いに、横浜の絵具屋へ。久々。

んんー、高い!!
絵を描く上での、大きな問題の1つ(重大)。
日本画の画材を使って描くと、ものすごいお金がかかるのです…。
適当には描けません。

取り返せるように、頑張ってこ。





『ミステリアス・ピカソ』
ミステリアス・ピカソ/天才の秘密
(フランス 1956年 80分)
監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー 出演:パブロ・ピカソ
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ちょっと変わった映画。
延々とピカソが絵を描き続ける。
垂直に立てた謎の白い半透明の板みたいのに、インクで描くのだけれど、すると反対側(裏側)からは透けて絵が見えるので、それを固定したカメラで撮っている。
つまり、ピカソがまさに描いている瞬間を、そのまま撮影しているわけである。これは貴重だね。
ピニョーって線が引かれれば、その通りに裏側からもピニョーって線が引かれていくのが見え、ザザザッっと色を塗れば、その通りに裏側からもザザザッって色が塗られていくのが見えるわけです。

このドキュメンタリー映画の中で、20作次々と描いていくのだけれど、それらはもうこの映画の中にしか存在しない。

と、いうことで、キャプチャーしたのを紹介してみます。



途中経過は載せると、膨大な量になるので、とりあえず、途中途中をキャプチャー。

ちゃんと、闘牛シーンの作品も出てきます。ピカソはスペイン出身で、スペインといえば闘牛。ピカソも幼い頃から見ていて、非常に大きな影響を受けています。これは、以前紹介したロルカも一緒ですね。



特に印象に残る1作を、なるべく分けてキャプチャー。

左上の画像のように、左からピカソ、白い板、カメラ、という位置関係。裏側から撮影しているのが良くわかります。
右上は描き始めのあたり。ピカソ側からのアングル。
で左下は、その後ちょっとした後のカメラ側からのアングル。魚がニワトリになりました。
で、右下は何やら目と鼻のようなものが…


もはや、常人には理解不能。
こうやってでも見ない限り、完成作からはその行程が想像つかないよ……。



1度見てみると面白いです。
こういう作品を残してくれたクルーゾー監督に感謝!





こんこん
こっちでこんなにちゃんと降ったのは、今シーズン初(※UT調べ)。



今朝見た不思議な夢
大学の講義室の前にいる。
この部屋の位置は小学校の音楽室のあった場所だ。でも、室内はとても広い講義室。廊下にまで生徒が溢れている。
隣にいるクラスの人に「何の授業だっけ?」と聞く。
その人が答えるが、どうしても聞き取れない。

気がつくと、後ろの方の席に座っている。これから試験(ペーパーテスト)が始まる。
配られたプリントには、大きく地図が書いてある。まるで、日本史の図説などにある、合戦の場所を記した図のようだ。ところどころに括弧があり、そこに記号を書くようになっている。

次の瞬間実家にいる。
2階にいると、いとこの両親が車でやってきた。
駐車場にバックで入れようとしているのだが、車がひどく右に傾き、うちの車にぶつかる。その後も車は不安定に右に揺れる。
伯母さんが「ごめんねー」と言いながら降りてくる。

夜になっている。実家の2階で家族でテレビを見ている。
何か昔やっていた番組を見ている。再放送というわけではなく、復活番組感覚で新しくやっているのだ。
司会は爆笑問題。
母が「(ビート)たけしが司会の時の方が良かった」と言う。

携帯に電話がかかってくる。出てみると大学の人だ。何を言いたいのか良くわからないが、今仙台の居酒屋にいる、ということをしきりに言っていた。
が、そこで突然電話が切れてしまう。

昼になっている。
2階から駐車場の屋根を見下ろしていると、ソフトボールくらいの人間の頭が、屋根の上を滑るように移動していて、ピタリと止まると、ニョキニョキニョキッと3頭身くらいの小人が全身を現した。
駐車場の屋根の上に、こちらに背中を向けて立っている。身長は20cmくらいだろうか。タクシーの運転手のような格好をしている。
急にそいつがその場で立ちションをしだした。
母が窓からそいつに向かって何か投げたが当たらない。僕がとっさに手元の消しゴムを取って投げると、見事に命中。その小人はバシャッとその場にひっくり返った。
しかし、すぐに起き上がり、やはりこちらに背を向けて、空を眺めている。
もう1度何かを投げてやろうと、ティッシュを丸めていたら、真っ白いハトが窓から入ってきそうになった。
窓を閉めればいいのだが、体が閉めるという行動をとってくれない。
そうこうしているうちに、ハトが部屋の中に入ってきてしまった。
右手の甲で追い払おうとハトを押したら、頭の中にハトのイメージが大きく広がってきて……、

起きちゃいました。