アーティスト 加藤雄太 のブログ
展覧会のレヴュー、本の感想、その他制作の日々の模様など。
ホームページは yutakato.com 作品掲載してます。

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◇10月の掲示板◇ そして人生は続く
作品 200710

出遅れ気味の掲示板…。
あっという間に、秋の装い。

今月は、ドンドコ展覧会へ行こうと思います。
もっと更新しようと思います(自戒)。よろしくお願いします。


そして、いよいよ迫ってまいりました。2007年のハイライト!
こてーん。個展。
作品数的に追い込まれている気もしないでもないですが(苦笑)、頑張ります。
DM希望はまだまだ受付中です。

加藤 雄太 展 -記憶と予感を通して-
2007年11月12日から12月8日
9:00から19:00(日曜・祝日は休廊 最終日13:00まで)
ギャラリーひろばこころとからだの元氣プラザ内)
オープニング・パーティー 11月12日18:00から19:00

!!!
ええ、オープニング・パーティーなるものを行わせていただきます!
誰も来ない事が一番の懸念…(切実)。
どうぞ、お気軽にご参加ください。


夜が長く、かつ寒くなってきましたが、熱燗が美味しい季節にもなってきたと思います。
掲示板設置から2年。
初めましての方も、そうでない方も、どうぞよろしくお願いします。



[画像]
《見えざるもののために》
2007/10/03
岩絵具、板
72.7×91.0cm
《…》
Powdered mineral pigments on wood
※画像の無断転載・転用は禁止です
薫るカップの中
滅茶苦茶な生活リズム。リズムなんてありません。
それでもなんとかかんとか労働をこなして。
もうすぐ新たに2作完成する見込みで、その後、さらに2作描きたいなぁ(!)と、思っています。

そんな中、ひょいと舞い込んだ新たな話。バイトの接客がこんな風に繋がるとは思ってもいなかった。何がどこでどうなるか、分からないものである。
それをなんとかものにするため、打ち合わせをしたり、夜な夜な簡単な書類を作ってみたり。
“機会が人を見捨てるよりも、人が機会を見捨てるほうが多い”とはフランスのことわざらしい。
頑張るぞ。


それはそうと、いよいよ冷えてきた最近。Teaが美味しい季節です。
先日、泉田法師君とヤケ気味にアルコホリックした際、新宿の「LUPICIA(ルピシア)」で、以前ハマり始めたと話したお茶を購入。

紅茶 ルピシア

今回は、
●栗
●SWEET DREAMS!
を購入。

「栗」は本当に栗。すごい。匂いもほのかに甘い栗が香る。カップの中に秋があるようだ。
「SWEET DREAMS!」は、就寝前の夜のお供に。カモミールとジンジャーが入っているので、カモミールで落ち着いて、ジンジャーで体をあたためて。
うまうま。
いつもの如く…
追い込まれて、焦ってみる。

おぉ…。
奮闘中でございます。


そういえば、年明けに画廊企画のグループ展への参加が決まりました。会期の後半が2月の個展とダブってたり……。
それと春にもおそらく展示が決まりそうな気配。
またお知らせします。


それはそうと、先日、音信不通になっていた無礼千万な予備校時代の後輩からメールが届いた。
内容は、自分は引っ越したのだけれど、前回の個展(2006年12月)のDMが転送されてつい先日届きました、といったのものだった。
衝撃。どんだけ時間かかっているのでしょう。もはや届いた事が奇跡のように思えます。「エレニの旅」かよっ!
『故郷』
本『故郷』

故郷
著:パヴェーゼ 訳:河島英昭 1941年 (岩波文庫) 588円
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パヴェーゼ前回の『美しい夏』に続き、パヴェーゼです。
チェーザレ・パヴェーゼ(Cesare Pavese)[1908-1950]は、イタリアの作家。ネオレアリズモの代表的作家である。1935年5月(26歳)に反ファシズムの容疑で逮捕。1年間拘留された。
『美しい夏』で1950年6月にイタリア最高の文学賞ストレーガ賞を受賞するが、2ヶ月後に、トリノ駅前のホテルの1室で自殺し生涯を終える。


さて、前回もお話ししたように、この『故郷』は、1938年から40年にかけて一気に書き上げあれた長編三部作の1つで、第2作目にあたる。第2作目ではあるが、出版はこの作品が1番早かった。他の2作は当局の検閲により、出版が遅れた。

さて、うーん…感想があまり書けない。読んでから時間が経ったという事もあるのだろうが、あまり印象に残っていない。あまり響かなかったんだなぁ。
僕は『美しい夏』の方が、面白かったし優れていると思う。

イタリアの田舎の雰囲気、人間関係の緊張感、などが出ていた。
それらを感じながら、読み進めた1冊でした。
『セザンヌ 4つの魅力』展
展覧会『セザンヌ 4つの魅力』

前から、気になって気になって素晴らしいと思えてしょうがない、と言い続けているセザンヌの展覧会。

ポール・セザンヌ(Paul Cèzanne)[1839-1906]はフランスの画家。近代絵画の父、なんて言われたりする人。
生きている間は名声を得る事ができず、死後評価された悲劇の画家。
エミール・ゾラ(ゾラ『制作』の記事映画『ゾラの生涯』の記事。)とは、幼なじみだったことは、このブログでも度々言及してきました。しかし、小説『制作』の出版がきっかけで絶交となります。この小説の主人公、世間に認められない画家があまりにセザンヌに似すぎていたためです。
セザンヌは、1863年、エコール・デ・ボザール(美術学校)を受験するが不合格。
サロンでは1866年以降何回も何回も落選を繰り返し、1882年に裏口でやっとこさ初入選する。
セザンヌの父は銀行家で、家庭は裕福だった。父に養われ、父の死後は多額の遺産で、お金には一生苦労せずに過ごした。

セザンヌは手紙でこう言っている。
「私は早く生まれすぎた」
そう、まだサロンがブイブイ言っていて、アカデミズムが当然だった時代に、セザンヌはあまりに天才すぎた。世間の評価がついていけなかったのである。

初の個展は1895年。ヴォラールの画廊で行われ、150点の作品を出品した。


さて、セザンヌ展。ブリヂストン美術館にて。
人物、静物、風景、水浴、の4つのテーマからなり、セザンヌ以外にも関係のある作家の作品が並んでいる。
ちなみに、この特別展時のセザンヌ展の部屋は、全29点。少なっ!!(苦笑)
が、しっかり自画像や静物、風景、水浴図、など観られるので、よくよく考えれば、企業の持つコレクションでこれだけできるのは凄い事かもしれない。
この美術館、初めてだったが空いているので、好きなだけセザンヌを観てられる。点数こそ少ないが、贅沢なことだ。そう言う意味でも、セザンヌ好きなら充分行く価値はあるだろう。

“感覚”の“実現”に、一心不乱に取り組んだセザンヌ。
その彼が描いたフォルム。筆跡。色彩。そういったすべてに、僕は無視できない魅力を感じる。

ところで、セザンヌの言葉や手紙を読んでいると、知性の人だということが良くわかる。
とても知的な人だったのだ。
これは何もセザンヌに限った事ではない。良い画家は、実はとても考えた知的な人たちだというのは共通する事実。
描くために考えざるを得ないし、知性は必要になってくる。
ということを、改めて認識させてくれる画家の一人でもある。


さて、展示も観て、随分少ないわりに800円は高いなぁ、などと思って出ようとしたが、収蔵品も観ないと失礼っぽい雰囲気だったので、気が進まずとも別室へ行った。
すると、どうだろう。

すげーーーーーー。ブリヂストンすげーーー。(笑)

見応えありましたよ。
よく聞くような有名な画家はもちろん、モネ、マネ、ルノワール、ピカソ、マティス、ゴッホ、ゴーギャン、ユトリロクレー、コロー、ピサロ、ボナール、ルオールドンモディリアニデュフィ、などなど、思い出すだけでも大変なくらいの作家たちの作品作品作品。

それらが、貸し切りみたいなもんなんだから、もう。


余談。-その他の昨日の出来事-
探していた絶版の文庫を、大手町のライバル書店で入手できニンマリ。
その後、京橋銀座の画廊を巡り、閉廊時間も近くなった頃、大学の副手さんだった人の個展を観る。本人がいて、僕の作品にとても良い反応をもらう。嬉しかった。
その後、仙台系の友人と会う事に。
連絡のやり取りは公衆電話からだった。充電がなくなったらしい。家の電気はとまり、真っ暗で充電ができないとのこと。歩きながら、颯爽と鞄からひげ剃りを出し、ヒゲを剃り始める(笑)。怪し過ぎる。



[メモ]
セザンヌ 4つの魅力 人物・静物・風景・水浴
ブリヂストン美術館 (京橋)
11月25日まで
『シャガール展』
今年は、シャガールの生誕120年にあたるようだ。
それを記念して、上野の森美術館ではシャガール展が始まった。
どんどん観に行かないと、消化しきれない芸術の秋なので、アクティヴに行ってまいりました。

展覧会『シャガール展 写真家イジスの撮ったシャガール』

マルク・シャガール(Marc Chagall)[1887-1985]は、ロシア出身のユダヤ人であり、フランスで活躍した画家。日本人が良く知る画家の一人だと思います。
ロシアで美術学校に通っていた頃は、授業や周りの学生に辟易してやめてしまった。この辺の回想インタヴューを僕は所有しているが、かなり毒を吐いていた記憶がある。
エコール・ド・パリの一員として、主にパリで活動し、オペラ座の天井画も制作。
バレエ「アレコ」の巨大な背景画4枚のうち3枚が青森県立美術館に収蔵されたのは、記憶に新しい。


さて、今回の展覧会は、シャガールの版画222点、油彩やガッシュの作品17点、そしてシャガールを撮った写真100点によって構成される。

そう、今回は展覧会のタイトルに「写真家イジスの撮ったシャガール」とついているように、リトアニア出身の写真家イジス(本名:イスラエル・ビデルマン)によって撮影された、シャガールのポートレイトが大量に出品されている。
シャガールの作品が魅力的なのはもちろんなのだが、この写真がまた良かった。

シリーズ物の版画作品がきちんと揃って並んでいたりして、非常にボリュームがあった。
なんといってもその色彩にうたれる。
緑や青や赤の持つ、魔術的な深み。綺麗だと思う。
ほとんど瞑想を誘うようなその色は、やはり実作を前にしないと味わえない。

ピカソは1950年代にこう言ったそうだ。
「マティスがいなくなったら、色彩とは何かほんとうにわかっている画家はシャガールだけになってしまう。あの雄鶏やロバや空飛ぶヴァイオリン弾きや、ああいう民族的なものには夢中になれないが、彼のカンヴァスはほんとうに描き込んである。手を抜いていない。ヴァンスで制作した最近の作品を見ると、光に対する感覚をそなえている画家は、ルノワール以来シャガールしかいないことがはっきりわかる。」

フォルムや画面の構成の自由さに、とても嬉しくなる。
あの軽やかさは、鑑賞者にやさしく話しかける。

そして、写真。
これだけ大量の写真があると、観ていて面白い。
日常の光景や、制作中の様子、仲間のアトリエでの様子、などなど。シャガールじいさんの行きていた日々が垣間見れて、とても面白かった。


「もしある絵で、私が雌牛の頭を切り取り、それを逆さまに置いたとしても、あるいは時々絵全体をあべこべに描いたとしても、それは文学作品を書きたくてしたことではない。私は絵の中に心理的なショック、常に絵画理論によって刺激される心理的ショック、すなわち四次元を持ち込もうと思っている。例えば、道。マチスはセザンヌの精神で道をつくり、ピカソは黒人やエジプト人の精神で道をつくる。私は全く違う方法で道をつくる。私には、私の道がある。私は道に死体を置く。死体は、道に心理的な混乱を引き起こす。私は屋根の上に音楽家を置く。音楽家の存在は、死体の存在と影響し合う。そして道を掃除する男。道路を清掃するイメージは、音楽家のイメージに影響を与える。落ちてくる花束、等々。このようにして、私は心理的な四次元を絵画表現の中に受け入れ、二つは一つ混じり合う。」



[メモ]
色彩のファンタジー シャガール展 -写真家イジスの撮ったシャガール-
上野の森美術館
12月11日まで
とてもとても久しぶりに
昨夜のアルバイト終了後、My fatherの仲介によって、3人で従兄弟と食事をした。
最後に(一瞬)会ったのが、僕がたぶん小学校5年生の時だったと思う。最後に聞いた台詞が「今勉強中!」。
それまでは、よく行き来して遊んだものだった。
それが、或る時からぱったりと、人前に姿を見せなくなった。

実に約13年振りくらいだろうか。
ここまで久しぶりだと、身内と言えども緊張である。

13年という年月は、人が変わるのに充分な時間だ。
今でこそ、5年後10年後をリアルに想像する力を得、あるいは怯えたり、あるいは期待に胸膨らませたりする事ができる。
だが、当時の僕は、漠然とすら思い描く事ができなかった気がする。

望む人間になれたか?

さて、正直判別できるかどうか自信がなかったが、そこは血縁。わかったでございますよ。
とはいっても、僕は髪も伸び、向こうからしたらものすごい変化した印象だったと思う。
従兄弟は自転車大好き人間になっていて、90万円の自転車を愛車とし、蔵王にも自転車で登るという話に驚いた。

それにしても、土曜の大手町はゴーストタウンでした。
『フィラデルフィア美術館展』
展覧会『フィラデルフィア美術館展』

先の『ムンク展』が大満足過ぎて、もういいやーって気になったりしたのですが(笑)、せっかく同じ上野だしってことで行ってきました。
しかも初日です。

1876年にできたフィラデルフィア美術館の所蔵作品展です。
正直、「またナンチャラ美術館展なんてやっちゃってー」ぐらいに思っていた節もあるのですが、しかもしつこいようですがムンクで満足しまくり状態だったので、ますます期待してなかったのですが、なかなか良い作品が揃っていて、またまた美味しい思いでした♪

コローやクールベ以降の美術から展示は始まる。印象派にポスト印象派、キュビスムにシュルレアリスムもあったり。最後はオキーフやワイエスなどアメリカ美術。

まず、そうそうたるメンバー。
コローにクールベ、マネ、ドガ、モネ、マティス、売りにしているルノワール……などなど。
全体として、作品もなかなか良くて、充分見応えがあったと思います。

が、やはり僕は、以前から気になってしようがないと言っているセザンヌとゴーギャンに興味が行きました。そこだけは、ずーっと観てました(笑)。
やっぱり好きだなぁ、と。

初日のせいか、都美館にしては(←強調)混んでなかったと思います。それも良い印象に繋がった気が。


美術館の所蔵品の展覧会なので、なかなか こーであーで と詳細なことを書くのが難しく、申し訳ないです。
でも、良質の作品も多くあります。有名な作家の作品を見られる機会なので、混んでてもいい、という方は、行ってみると良いのではないかと思います。



[メモ]
フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術
東京都美術館 (上野)
12月24日まで
『ムンク展』
展覧会『ムンク展』

一年以上前から楽しみにしていた展覧会。
ついに…ついに…。

エドヴァルド・ムンク(Edvard Munch)[1863-1944]はノルウェーの画家。
以前の《叫び》の記事からムンクについて引用すると、
軍医の息子として生まれる。
4歳のとき母が死去、姉のソフィエが15歳で死去、弟は30歳で死亡、父はムンクが29歳のときに死亡、妹のラウラは発狂して精神病院に。
唯一健康だったのが、1番下の妹インゲル。このインゲルは、ムンクの絵のモデルとして、良く登場する。
ムンクは、自分についてこう言っている。
「病・狂気・死、それらは私のゆりかごに付き添う天使だった」

ノルウェーは当時、遅れた文化都市だった。
ムンクが故郷で評価されるのは1908年(45歳)の時。いかにノルウェーが遅れていて、ムンクが進んでいたか。
ちなみに、ムンクを1番初めに評価したのは、作家のイプセン
他にもストリンドベリに擁護されたりする。マラルメの火曜会にも出席しました。


今回の展覧会は、作品単体を鑑賞するというよりも、複数の作品の全体を通して、ムンクの「装飾性」を見てみようという企画のようだ。
ムンクには「生命のフリーズ」に代表される、フリーズという作品群がある。
展示では、
第1章は、「生命のフリーズ」。
第2章は、アクセル・ハイベルク邸の装飾。
第3章は、リンデ家の子供部屋用に依頼された「リンデ・フリーズ」。
第4章は、ベルリン小劇場のための「ラインハルト・フリーズ」。
第5章は、オスロ大学講堂の壁画。
第6章は、フレイア・チョコレート工場社員食堂用の「フレイア・フリーズ」。
第7章は、オスロ市庁舎のための壁画「労働者フリーズ」。
をそれぞれ見ていくこととなる。

さて「フリーズ」とは、建築における帯状の装飾の事を指す。
つまり、ムンクは自作を横に帯状にならべて、全体として一つの調和を生むようにしていた。それが上記の作品群だ。
実際、ムンクは自分のアトリエや友人のアトリエに、展示を考えて横にずらっと作品を並べている。その様子の写真も多数展示してあったが、大変興味深かった。

この展覧会の素晴らしい所は、そのムンクのプランを、展示室に再現し作品を陳列しているところである。どの部屋も、横に連なるムンク作品…。


さて、期待に胸を膨らませ、入場したUTさん。

まずは「生命のフリーズ」が並ぶ第1室。

………やられた。

部屋を見渡した瞬間からだった。
あまりの素晴らしさにゾクゾクし、頭がボォーっとしてくるなか、横に連なる作品を見回していた。

気絶しそうだった。
それぐらい、感銘を受けた。

僕の感想や解説など書かなくていいんではないかと思ってしまう。
おススメです。なんて言うよりも、見なきゃ死ねないですよ。と言いたい。

なんなんだろう、あの空間は。
期待が裏切られなくて、本当に良かったと思う。

会期が始まったばかりのせいか、ムンクにしてはとても空いていて、いくらでも鑑賞できる。なんたる贅沢!!

会場で一度死んで、甦った気がします。
度々言っていることですが、重大なヒントを得た気がするのです。



[メモ]
ムンク展
国立西洋美術館 (上野)
2008年1月6日まで

巡回:
→兵庫県立美術館
『いのちの宿るところ』展
展覧会『いのちの宿るところ』『MELTING POINT』展を観た後、同会場の上のフロアで行われていた、オペラシティアートギャラリー所蔵品展を観た。
行く前は、MELTING POINTよりもむしろこっちを楽しみにしていたんだけれど(苦笑)、実際は可もなく不可もなく、といったところだった。
若干、展覧会名負けしているというか。

日本画や油画や版画など、上質な作品が並んでいるので、観て損はないと思うし、楽しめると思います。


それはそうと、入場してすぐ、僕の後方から「お客様、チケットをお忘れです」というスタッフの声が聞こえてきた。
振り返ってみると、「ありがとう」と言って受け取っている男性がいた。
よく見ると……それは小山登美夫氏でした!
次の瞬間、彼がどんな風に展示を見るのかが気になり、チャンスとばかりに追跡開始(笑)。
………
速いっ!!あっという間でした。

ということがあったなぁ(回想)。



[メモ]
いのちの宿るところ 東京オペラシティコレクションより
東京オペラシティアートギャラリー ギャラリー3&4 (新宿区)
10月14日まで