昨日。
2010年初のギャラリー巡りへと行ってきた。
池袋でリンタロさんと合流して一緒に行くことに。リンタロさんは、前日の夜にニューヨークから帰ってきたばかり。新年からすごい行動力。
日本橋高島屋で行われている『中川幸夫 ―生ける花―』へ。華道の免許も持っていて現在も花を続けているリンタロさんに見せたかったし、僕も見たかった。
少し前のNHKアーカイヴの美術番組特集でも出てきた中川幸夫。本当に衝撃的な内容だったので、非常に興味を持っていたのである。
展示は、作品の写真であったので、実際に生け花を見てみたいと本当に思う。こういう「生け方」があるのかと、衝撃を受ける作品だ。
その後は、不思議娘メリッサとも合流し、京橋、新富町、銀座、日比谷と歩いて巡る。
以下、そのうちのいくつかを。
少しフランシス・ベーコンを思わせる人物画。力強く印象的な表現。リンタロさんはかなり気に入った様子。
ギャラリーの壁面に直接描いた作品で、スケール感がすごい。ヒンズーやイスラムを思わせるような絵柄で、異国文化の匂いを感じた。
なによりも、移転して以前までのスペースよりも10倍くらい広いんじゃないだろうか、というすごく立派な空間になっていた!広いし綺麗で、本当に良い空間だったなぁ。
荒木経惟も舟越桂も、説明不要な2人でしょう。僕は、お二方とも好きなので、足を運んだ。
実は、高島屋に行った後、
西村画廊での常設展で舟越さんの作品を見ていて、やっぱりいいな〜、と魅入っていたので、この日2度目ということになる。
アラーキーの写真も、舟越桂の彫刻も、ホントに長く見ていられる作品だとつくづく思う。
この他、多数寄った。
ギャラリー巡りへの最初の出陣で、沢山回って満足した気分でいると、渋谷の画材屋へ行くことをすっかり忘れていることに気づく。
慌てて地下鉄に乗って渋谷へ行って、画材を無事購入。
その後は、僕の地元の駅前にできた串揚げ屋で、しんみりと新年会。
リンタロさんにニューヨーク旅行の話などを聞いた。彼の変人っぷりは並じゃないな、と新年早々に刺激的な話を聞けた。いやぁ、2010年、いよいよ彼にとって大きな変革の年になるだろうと思う。
作品のこれからのヴィジョンとか、熱燗を片手に語った夜。充実した時間。
人生に対する真摯な態度。
僕は僕で、今年、大きくステップアップしたいと思っているし、お互い羽ばたける年になれればなと思うよ。
そして、今日は日本画木曜会の新年最初の授業の日だった。
快晴の空。凍みる寒さ。
日々は躍動し始めた。