Blogを沈黙していた間、ぽつぽつとアートフェアや展覧会へ行っていたんだけれど、勿論もうそのほとんどが終了している。
そんな中、この展覧会はまだ開催中なので、復帰戦にこれから書いてみよう。
場所は、箱根 彫刻の森美術館。
9月1日の迫り来る台風の中、レンタカーを借りて遥々箱根へ行ってきた。
あ、ちなみに利用したのは、格安中古車レンタカーの「
ニコニコレンタカー」。12時間2525円です!相当昔のおんぼろマーチだったけど、安いからオッケー。既にボコボコでこすってあるし、緊張しないで済んだしね(笑)。
到着。初めての訪問です。
箱根の山をくねくねくねくねとかなり登ったとこにあって、それはそれは山の上の美術館でした。
お庭。
ロダンの有名なバルザック像がお出迎え(右のやつ)。これは、リアリティを追求してロダンが作ったんだけど、多くの資料などからバルザックの姿に迫り、その結果、バルザック本来のリアルさ、即ち、お腹とかぶよぶよだったバルザックを再現した彫刻となって大顰蹙(ひんしゅく)を買い、ロダンは仕方なく長めのコートのような服装にして醜い体のフォルムを隠した。それでもサロンでは酷評で、確か依頼した文芸家協会かなんかは怒って受け取りを拒否したんだったと思う。
そんな話はさておき。今日はプチ旅行で気分転換。
相当な山の上、森の中、なことが伝わるでしょうか。
美術館の名前は有名だけれど、やっぱり都心とかの美術館行っちゃうし、実際に足を運んだ事がある人は少ないんではないだろうか?
広大な敷地には、沢山の立体が展示されています。散策路のように、ずーっと続いている。
これは、確か佐藤忠良の作品。
不思議な立体作品。
近づくとこんな感じ。
こんな人たちもいたり。
とまぁ、色んな作品が点在していた。
途中、ザザーッとシャワーのような雨が降ったりしたけれど、天気は概ねもってくれた。
ネットの森。
名前の通り、内部はネットを張り巡らせた遊具のような空間になっていて遊ぶ事が出来ます。
あ、そうそう。あと、この美術館の感動したところとして、散策路の端っこや陰の方にあるトイレとかまでピカピカ綺麗で手入れが行き届いていたことを挙げたい。素晴らしい管理体制だと思った。そういうところも気持ちよかったです。
さて、美術館本館から一番遠い辺りまで散策路を進むと‥‥
ピカソ館があります。
ピカソ作品オンリーの建物。
グミみたいな見た目の素材“ジュマイユ”(一応ガラス?)で作ったステンドグラスみたいな絵画があって、そんなの作ってたなんて知らなかったから、とても新鮮に観た。あまりにも斬新で現代的なので、最初観たときは現代の技術で作った複製のインテリアかなにかと思ったくらいです。
山の中だ‥‥。
ピサの斜塔のような建造物。実際に中の螺旋階段を登る事が出来る。
僕も登ってみたけれど、雨で足下が濡れていて、階段はかなり急だったので、結構な危険を感じ途中で降りました。
お土産とか売っている建物の横には‥‥
まさかの足湯!
天気が天気なので誰も浸かってなかったけれど、僕はモチロン(笑)。ピサの斜塔を眺めながらまったりと。
そして、この辺りから漸く復路になる。広いでしょ!?
この色遣い。このフォルム。分かる人には分かる、ニキ・ド・サンファールですね。
ニキ・ド・サンファールの彫刻の側には‥‥
これは笑った。
もうすぐスタート地点。
見えますか?上空の彫刻。
遥か空へ…。
そして、撃墜(笑)。
いやだって、位置関係的にそうとしか見えない。
とまぁ、盛りだくさんな彫刻の森美術館の庭園の画像を載せていたら、肝心の企画展に触れるにはあまりに長くなり過ぎたので(苦笑)、それはまた別エントリーとしてアップします。
[メモ]
年中無休 9:00〜17:00