またブログはご無沙汰になってしまいました。
お久しぶりです。お元気でしょうか?
僕は、29日に仙台へ帰仙しました。個展が迫ってきているので、そんなにのんびりは出来ないけれど、でも個展前最後のチャージをしていきます。
さて、もう後は大晦日で2011年も終わるというこの時になって、僕はついに津波被害の酷かった地域へ行ってきました。
前から行きたかった。でも、見学に行くような場所じゃない、実際被害にあった方々に失礼だ、という気持ちがあって今までどうしても行けなかった。
でも、この年の瀬になって、来年へと、2011から2012へと数字が進む直前になって、どうしても2011年のうちにこの今年である2011年に何が故郷に起こったのかを見ておきたくなった。絵描きとして、1人の表現者として、今年のうちに直視しておく事がとても大事な事に思えてきたのだ。いや、表現者である以前に、1人の人間として、仙台に生まれたものとして、大事なことに思えてきたからである。
そういうわけで、車で閖上へと行ってきました。
以下は、その写真です。
込み上げてくる涙。ただ呆然と見渡す荒れ地。
復興してゆく華やかな都市部の光の影にある、今この瞬間の現実をお伝えできればと思います。
そう。光もあれば、影もまた必ずあるのです。
改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、2011年が時間のふるいによって風化していかない事を強く望みます。
そして、来年が、皆さんにとって明るく希望に満ちたものになる事をお祈りします。
みなさん、良いお年を。